2025.03.13
こんにちは!福岡テクノスの広報担当です。
今回は、リフォームを検討されている皆さまに向けて、「子育てグリーン住宅支援事業」の概要と、補助金を受け取るための基本的な条件について、2回にわたり詳しく解説いたします。
子育てグリーン住宅支援事業のリフォーム版の詳細について
「子育てグリーン住宅支援事業」は、2050年までにカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出を実質ゼロ)を達成するため、国が推進している補助金制度です。特に、エネルギー価格の高騰や物価上昇の影響を受けやすい子育て世帯などを支援対象とし、省エネルギー性能の高い住宅の新築やリフォームを促進しています。
リフォームに関しては、全ての世帯が対象となり、省エネ改修や子育て対応改修などを行う際に、補助金を受け取ることができます。
リフォームにおける補助金の対象工事と金額は?
補助金の対象となるリフォーム工事は、大きく「必須工事」と「附帯工事」に分かれます。必須工事は以下の3つで、これらのうち2つ以上を実施することが条件となります。
(1)開口部の断熱改修:窓やドアなどの断熱性能を高める工事です。具体的には、内窓の設置や外窓の交換、ガラスの複層ガラスへの交換、玄関ドアの交換などが該当します。
(2)躯体(くたい)の断熱改修:外壁、屋根・天井、床など、住宅の主要な構造部分に断熱材を追加し、断熱性能を向上させる工事です。
(3)エコ住宅設備の設置:省エネ効果の高い設備の導入を指します。例えば、太陽熱利用システム、高断熱浴槽、高効率給湯器、節水型トイレ、節湯水栓、蓄電池の設置などが含まれます。
これらの必須工事を2つ実施する場合、補助金の上限額は40万円となり、3つ全てを実施する場合は上限額が60万円に引き上げられます。
附帯工事は、必須工事と同時に行うことで補助対象となる工事です。具体的には、子育て対応改修(家事負担の軽減や防犯性向上のための工事)、防災性向上改修(耐震補強など)、バリアフリー改修(手すりの設置や段差解消)、空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置、リフォーム瑕疵(かし)保険等への加入などが該当します。
次回のコラムでは、これらの補助金を受け取るための具体的な条件や手続きの流れについて、さらに詳しく解説いたします。リフォームをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください!